てんちょ旅行記・岡山編

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姫路を早々に脱出して山陽道で岡山へ。ゴールデンウィークといっても混雑はそれほどでもなく、結構いいペースでサクッと岡山に到着。駅裏(西口)のタワーパーキングに車を預け、とりあえずは岡山駅の観光案内へ向かう。そう、実にいい加減なことに宿を押さえてなかったのだ(笑)。駅の観光案内で宿を探すが、時期が時期だけにどこのホテルもほぼ満室のようで、あちこちのホテルに電話してもらってなんとか一泊の宿を押さえることに成功しました。場所を聞けば駅の近くということで、まずはホテルまで歩いてさっさとチェックイン。何気にテレビをつけると山陽道でバスジャック事件が起きていてびっくり。

ホテルでじっとしていると駐車料金が心配になるので、夕食の時間までドライブにでも行ってこようと思い、海沿いへ出て海岸沿いに走ってみました。瀬戸大橋が見えるあたりまで行ったらさすがゴールデンウィークで結構な渋滞に捕まったのであきらめてUターンしておとなしく岡山市街へ戻ることに。岡山駅まで戻ったら日も落ちていい時間だったので、そのまま西口の近くにある焼肉屋へ。この店は以前に岡山に遊びに来たときに友人に教えてもらった店で、味がよくお気に入りだったりします。食事を終えたらホテルへ戻って、朝が早かったこともありさっさと寝てしまったのでした。

入口の看板

さて目が覚めてみればきっちり朝。今日は午前中いっぱいいっぱい使って後楽園を散歩する予定というわけで支度を整えてホテルをさっさとチェックアウト。素泊まりだったこともありマクドでサクッと朝食を済ませる。やっぱモーニングメニューはソーセージエッグマフィンですな。

朝食を終えたら車をパーキングから出して後楽園へ。後楽園は市街地にあるので駅の近くのパーキングからならすぐです。駐車場に車を停めて(後楽園見物なら駐車料は無料)、後楽園の入口へ。入場料を払ってさあ公園を散歩だぁ。

沢の池

日本の三名園というと水戸の偕楽園、金沢の兼六園、そして岡山の後楽園です。偕楽園と兼六園は以前に訪れたことがあり、今回後楽園を訪れたことで三つすべてを制覇できました。この三つの印象というと偕楽園はやはり梅林がすごそう(行ったのが梅の季節を外していたので梅は見てない^^;)、兼六園は一番広そう(実際の面積ではなく、歩き回らされるという意味で)でしかも園内にさまざまな趣向が凝らしてあり庭園の多面性が楽しめる感じ、そして後楽園は大きさ的にはそれほどでもありませんが一番日光がよく降り注ぐ健康的なイメージでしょうか。兼六園や偕楽園は丘陵地に庭園を作っているせいか園内の土地にアップダウンがあるのですが、後楽園は庭園自体の高低はあまりなく歩きやすく、庭園中央の沢の池(左の写真)周辺には木々も少なく土地が開けているため見通しがよく、例えば大阪の万博公園のような現代的な公園と錯覚しそうな面もあるという感じでしょうか。

茶店

5月ということで園内はつつじや藤が咲いていていい感じです。右の写真は園内の茶店ですが、藤棚がきれいでした。ちなみに茶店では抹茶と吉備団子のセットがありまして、私も注文してみたところおまけで餡入りの吉備団子もサービスしてくれました。抹茶の苦味とマッチするのは餡入りの吉備団子でしたが、歯ごたえは普通の吉備団子の方が好みでした。ちなみに茶店の手前にあるのは園内の茶畑ですね、新茶の季節ということもあり葉の色合いが柔らかい緑色でいい感じでした。

唯心山

左の写真は園内にある唯心山という小山です。空が明るくてバックが飛んでいますが、その手前の植え込みがつつじですね。この唯心山には赤と白のつつじが大量に植えてあり、この時期だと咲き誇るつつじがきれいです。それにしてもキレイに刈り込んだつつじの植え込みの巨大なヤツは独特の迫力があるなぁ。

岡山城

後楽園の隣(と言っても川を挟んだ隣になるのですが)には岡山城があります。写真の通り黒塗りの外観が特徴的で「烏城」の異名があります。白塗りの姫路城が白鷺、黒塗りの岡山城が烏ということで対照的ですね。岡山城の天守閣は現代になって建て直したもので、中は岡山城博物館というべき展示がされているようです(今回は中には入りませんでした)。

とまあ、こんな感じで後楽園と岡山城近辺を散歩しました。後楽園も隅から隅までそこそこゆっくり見てまわっても大体3時間ぐらいで回れる感じですね。この2箇所を見てから市街中心部へ足を伸ばして昼食を取り、その後は夕方の渋滞を嫌って早めに岡山を脱出したのでした。


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