ザウルスとPNG

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注)以下の内容はMI-TR1で確認しています。ひょっとすると他のザウルスにはあてはまらないかもしれません。

MI-TR1のマイコンテンツの電子アルバムはいくつかの画像データ形式に対応しています。私の知っている範囲だと、

などがあります。このうち、PIザウルスのデータやGIF形式のデータに関しては、電子アルバム上で「修正」→「登録」という操作を行なうことでPNG形式のデータに変換することができます。私はザウルスをPI-6000/MI-110M/MI-TR1と使用してきていて、PI-6000の頃からの手書きメモデータ(友人知人に描いてもらったザウ絵など)がMI-TR1に入っています。これらをPNGにコンバートしてしまって、「くいっくめもVGA」「くいっくびゅうVGA」をPNGに対応させれば、手書きデータを閲覧するのに電子アルバムを起動する必要がなくなるなぁ…と考えました。また、電子アルバムで新規入力した手書きデータはPNG形式で保存されているので、くいっくめもVGAをPNG形式の読出に対応させれば既存データの有効活用ができるかな?とも考えまして、PNG形式のデータのデコード/エンコードを行なうためのライブラリであるlibpng、またlibpngを使用する際に必要になるzlibをSZAB用にポーティングしてみました。これらライブラリの公式サイトを以下に挙げておきます。

libpng/zlibはさまざまな機種で動作するように移植性を考慮した実装になっているので、SZABで動作させるのも実はそれほど難しくありません。malloc/freeなど、SZABではサポートされていない一部の関数を代替する関数を用意したりするだけでオーケーです。

で、そうやって作成したlibpng/zlibを利用して、まずはくいっくめもVGAをPNGに対応させてみました。電子アルバムに取りこんであったGIF形式の地図データ(地下鉄路線図とか秋葉マップなど)も、電子アルバム上でPNGに変換してしまえばくいっくめもVGAで見ることができて以外に便利です。次はくいっくびゅうVGAをPNGに対応させてもっと便利にせねば…。

せっかくなので、ポーティングしたlibpng/zlibをこっそり公開しておきます。ちゃんとしたドキュメントを用意していないのでちょっとナニですが、一応PNGデータをオフスクリーンに展開するサンプルコードもつけておきますので、興味のある人はダウンロードしてみてください。

2001/06/28追記:libpngを1.0.11ベースで作成しなおしました。


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