ラリーファン向けのイベントと言うとやっぱりワークスカーやレプリカカーの展示、そしてデモ走行というのが定番でしょうか。今回の鈴鹿のイベントのラリーカーの展示はトヨタカローラWRC、スバルインプレッサWRC、三菱ランサーエボリューションVIといったWRCに参戦している(旧型もあるので「していた」も含む^^;)日本メーカーのマシンが揃い踏みでした。メーカー系のイベントで各社のワークスマシンが展示されることはありますが、三社揃い踏みでデモ走行までやってくれるんですから今回はメッチャおいしかったです。
1999年のドライバーズタイトルはトミ・マキネン。そのマキネンのウエポンがランエボですね。今回のイベントで三菱はマルボロカラーのランサーエボリューション(モンテカルロのステッカーが貼ってあったような…うろ覚えなので怪しいけど…)と、あともう一台「ランエボIV・トミマキネンエディション」 の展示が目玉でした。…しまった、マルボロカラーのランエボの写真撮るの忘れた(爆)。
左はかろうじて撮影してあったワークスエボの写真。個人的にはランエボには思い入れがないので他のマシンに比べて写真が少ないです(^^;
右はランエボの室内。ドアが開けてあったので撮ってみました。ぶっとい補強用のバー、高く伸びたシフトレバーなどが目立ちます。写真の一番右の方に出てるケーブルはラリーコンピュータのデータを吸い上げるためのシリアルケーブルかな？
ワークスカーと一緒に展示してあったサイン入り「トミ・マキネンエディション」なランエボVIの写真です。Cピラーとボンネットフードのトコロにマキネンのサイン入りでした。スバルもイギリスでリチャードバーンズエディションのインプを販売したらしいんだけど、日本で売らなかったのはチャンプゲット！とかの話題性がないからなんだろうか、やっぱり。
スバルは今回はインプレッサWRCを展示してました。夏の有明のイベントや秋の大阪のイベントにもインプレッサWRCを展示してたあたり、個人的にはスバルは印象いいなぁ(^^;
展示してあったインプレッサWRCです。私が今年行ったラリー系イベントには必ず展示してあったので皆勤賞です(^^;。ちなみに、12月に三菱がWRC関係のイベントを有明でやりますけども、そこには当然インプの展示はありません(^^;
スバルのブースに展示してあったカンクネンからの手紙とその解説です。カンクネンを招待しようとしたけどスケジュールの都合でダメ、でも返事の手紙をきちんといただいたので展示しちゃうよん、って感じでしょうか。どうでもいいけどインプの写真よかこっちの方を大きく載せるあたり、自分の感性に若干の疑問を感じます(^^;
トヨタ関連の展示はちょっと変則的で、トヨタ自身はオリオール仕様のワークスカーを展示しているだけでした。このカローラWRC、アムラックスに展示してあったヤツだと思われます。きっと広報のネタとしてあちこちを回ってるんでしょうね。で、日本でカローラWRCと言えば、やっぱテインでしょ、ってことでテインカローラWRCも展示されてたわけです。デモランはこのテインカローラで行われました。三菱もスバルもテインも自社グッズとか販売してたんですが、テインに至ってはラリーカーの廃品パーツ(ホイールとかシャフトとか)もマニア向けにジャンクとして売ってましたね。ホイールとか記念に買っておけばよかったかなぁ…ちょっと後悔。
トヨタカローラWRCです。コンパクトなボディ(つってもベースとなったカローラWRCってVWゴルフやプジョー306ぐらいのサイズはあるはず)に力の抜けそうな丸目のライトというあまりかっこよくないデザインもオーバーフェンダーや空力パーツ、カストロールのカラーリングでここまでごついデザインになるんですね。2000年のWRCにはトヨタは参加しませんし、ベース車両も日本じゃ売ってないということでレプリカ人気は全然ですね(^^;個人的にはターマック仕様のカストロールカローラってかなり好きなWRCカーなんだけどな。
で、こちらがテインのカローラWRCです。グラベル仕様なのかな？上の写真と見比べると、タイヤサイズも違うしフロントスポイラーなんか形が全然違うのがわかりますね。2台とも白地ベースの塗装なんですがテインの方が色使いとかおとなしくて、そのせいかテインカローラの方がかわいらしく見えるような気がします。しかし、カローラWRCは2台とも写真のように柵が巡らせてあって、撮影の邪魔でした。スバルなんかは「お手を触れないでください」の表示があるだけで写真を撮るにはよかったですね。もっとも、表示があっても触っちゃう不心得者はどこにでもいますから、展示物のちゃんとした管理という点ではカローラの方がちゃんとしてるのかも…悲しい話ではありますが。