WRCカーによるデモラン

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ドーナツ

今回のイベントでは、ゲストドライバーと展示マシンによるデモ走行が行われました。デモ走行に先だって、ピットレーンの端の方でゲストドライバーを壇上に迎えてのトークショーが行われました。私はデモ走行を眺めるためにグランドスタンドの方に陣取っていたんでドライバーを間近に見ることはできませんでしたが。

トークショーの最後に、デモランの同乗権をかけた抽選会が行われました、8人のゲストドライバーが同乗者を乗せて2回走行するスケジュールです。この抽選会に参加するには、レプリカカーコンテストに投票しておく必要があったんですが、私は投票してなかったので権利そのものが発生してません(^^;このテのイベントだとこのテパターンで同乗者を抽選してますから、今度からはちゃんと投票しようかな。

で、デモランの開始です。デモランは鈴鹿のグランドスタンド前のメインストレートにパイロンを接地してスラローム走行をするという感じですね。走行エリアは最終コーナーの出口あたりからピットレーン出口あたりまでの部分を使い、端まで行くとスピンターンとかで向きを変えるというのを数セットでデモラン一回分って感じです。スラロームといってもラリーカーですからドリドリで走ります。ついでにそこらじゅうでドーナツ(360度のスピンターンで何回転もすること)やってくれます。上の写真はテインカローラWRCに乗る鎌田選手のドーナツを撮影したものです。タイヤスモークがすごいですね。グランドスタンドの最上段近くに座ってましたが、それでもタイヤのこげる匂いが漂ってきました。

三菱はマルボロカラーのランエボではなく、デモラン用に持ってきたランエボでのデモ走行でした。カローラもランエボもそうでしたが、プロのドライバーにかかるとWRCマシンがコンクリートウォールギリギリのトコロまでドリフトで寄って行くんですよね。素人なら制御不能で壁につっこんでいるようにしか見えないんですけど、やっぱプロはすごいっす。

スバルはインプレッサWRCでデモランしてましたが、クルマのセッティングが滑らせにくいものだったようで、三好選手や桜井選手はあまり滑らせずにグリップ走行主体のスラロームでした。その分スピード出てましたけどね。しかし、新井選手だけは同じ車にも関わらずドリフトさせまくりでした。さすがドリフト小僧の異名を取っただけのことはあります。

とこれで終われば何の問題もなかったんですが、実はスバルの最初のデモ走行(ドライバーは桜井選手)で、ストレートをピット出口から最終コーナー方向(とどのつまりが逆走方向)へスラローム走行したインプレッサが最終コーナー出口で向きを変えるためにターンした際にコースアウトしまして、グラベルにつかまって身動き取れなくなってしまいました(^^;WRCカーがスタックしてどうするよって感じですが、セッティング次第ではこういうこともあるんですね。すかさず鈴鹿サーキットのスタッフが牽引車で現場に駆けつけてフックに牽引ロープをかけて引っ張り出そうとしたら…牽引ロープが外れました(^^;この辺、一部始終コントロールタワーの巨大モニタに一部始終中継されてます。すかさず現場へ走るスバルのスタッフ、ストレートへ出て最終コーナー方面を心配そうに眺める三好選手と新井選手(^^;。デモランのアナウンサーも牽引ロープが外れたトコを見て「今のは見なかったことにしましょー(^^;」とか言ってウケ取ってました。結局なんとか引っ張り出して、デモラン用のピット出入り口まで自走して戻ってきましたが、新井選手が戻ってきたインプの足元をすかさず覗きこんでいたのが印象的でした。幸いたいしたダメージもなかったようで、デモランは順調に消化されました。

デモランが一通り終わったところで、本来はスケジュールに組みこまれていなかったのですがカローラ、ランエボ、インプの3台をいっぺんに走らせてデモしようということでお客さん大喜びです。しかもランエボはマルボロカラーの方を使うということでアナウンサーも「今日は走る予定になってなかったんだけどなぁ」って行ってました。

そうそう、ピットレーンを歩いている時に、目の前を新井選手が歩いていて、「あっ、新井選手だっ!」とか内心思ったんですが声をかける度胸もなく、通りすぎるのを指をくわえて眺めてたんですが(周りのほとんどの人は新井選手が何気に歩いているのに気づいてなかった^^;)、たまたま気づいた他の人がサイン帳を取り出してサインをねだっているのを見て一念発起、「すいませーん、写真撮らせていただいてよろしいですか?」とお願いしたところ、「いいですよ」とのお言葉。これ幸いとサイン中の新井選手を撮ったのが下の写真です。ちと髪型が乱れてますね…今度こういう機会があったら、もっとカッコいいポーズとかとってもらおう(^^;

新井選手
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