吉野へ行こう・その2

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そこは奥千本入口

奥千本行きのバスが終点の転回場所に到着し、乗客はバスから降ります。そういや後ろの席に座ってたカップル、ジャンプの「封神演義」の話をしてたなぁ。男のほうが歴史ものとか演義もの好きみたいで、女の子方は「ふーん」って感じで聞いてたみたい。まぁそれはいいとして、バスを降りたところ、天気はやっぱりよくなくて傘をささないと濡れちゃうぐらいの雨でした。で、バス停からさらにコンクリート舗装の坂道を上って行きます。ガイドによればこの先に金峯神社があるハズ…

金峯神社

というわけであったあったありました。左の写真が奥千本の金峯神社です。写真を見るとどんな天気だったかわかると思います。雨が降ってますから、写真を撮るのも(カメラを濡らさないように)一苦労という感じですね。写真の場所から見て、さらに左手に社務所、右手に休憩所と、そしてさらに山奥へと入っていくための山道があります。ガイドによればその山道を上っていくと西行法師が晩年をすごしたという「西行庵」という庵がありまして、そのあたりが奥千本の桜を眺めるのに適した場所らしいです。桜はないかもしれないけれど、今日の目標は奥千本制覇ですから迷わず山道へと足を進めるのでありました。

奥千本山道

奥千本の山道は右の写真みたいな感じです。この道をしばらく登っていくと山の峰を越しまして、今度は反対側の斜面を下っていきます。この峯を越したあたりで眼下にわずかですが散り際の桜を眺めることができました(写真はこのページの最後ね)。峰を越して西行庵まで降りていく途中には流れ出ている山水を飲める場所があったりして、のんびり静かな自然に抱かれる感じを満喫することができます。運動不足の身には結構キツイ歩きだったりもするのが情けないところですが(笑)。



奥千本の奥

西行庵

山道を下って行くと少し広くなった場所に出ます。その一角に「西行庵」はありました。写真を見ればわかりますが、本当に小さな庵です。中には西行法師の人形が座っていまして、お賽銭が投げ込まれていました。桜のメインシーズンを外したのと雨のせいか観光客はほとんどおらず、おかげでゆったりと散歩気分で歩けたのは不幸中の幸いでしょうか。しばらく西行庵の前で山の空気に浸って時間をつぶし、山道を上り下りして減った元気を取り戻したところで金峯神社へ、そしてバス停へ戻ることにします。


奥千本の桜

山道を戻りながら、奥千本の写真を撮ったのが左の写真です。こんな感じで、山肌のところどころに散り際の桜が咲いていたわけですが、満開の時期ならもっと華やかなんだろうなぁと考えたらシーズンを外してしまったのがすごく悔しかったですね。観光客が多くて混むのはちょっとイヤだけど、一度くらいは満開のシーズンに来て見てみたいと思わせる奥千本の桜でした。


(その3へ続く)


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