ここいらでてんちょが出張させられたCeBitというイベントについて少し書いておきましょう。
CeBitは電気・電子・情報・通信などのジャンルの総合的な展示会で、このテのイベントとしては世界最大級です。また、開催場所のハノーファーメッセーも、展示会会場としては世界最大級であり、世界の十大博覧会のうち、五つまでがハノーファーメッセで開催されているそうです。CeBitはそのハノーファーメッセを全館使用(イベント用の建物が、大小取り混ぜて30近く建ってます)するという巨大イベントであり、期間中はメッセ敷地内を巡回バスが複数路線用意されているすごさだったりします。イメージとしては幕張メッセや東京ビッグサイトを五つも六つも集めてイベントをやる感じでしょうか。
メッセ内に複数のレストランがあるのはまあ驚きはしませんが、郵便局や複数の銀行、ドイツ鉄道の出張所(イベント開催中は職員が常駐します)なんかもありますし、コンビニでは野菜まで売ってます(レタスやトマトが何気なく売られていて、「これどーすんだろ?」とか思いました^^;)。
そんなメッセで行われるCeBitですから、実際の開催期間のかなり前から準備が進んでいます。てんちょは開催の一週間前からドイツ入りして準備にあたりましたが、各展示ブースの建物の建設はそれ以前から行われていたりするわけです。いやー、とにかく規模がでかくて圧倒されました。
各社の展示内容もすさまじいものがありまして、F1マシンなんかを持ちこんでるブースも結構ありましたが、意表をつかれたのは写真にあった、ミグ21の先頭部を丸ごと持ちこんだブースでしょうか(^^;こういったハードウェアで目を引こうとするブースもあれば、トランポリンショーとかを行って客引きをしてるブースなんかもあったりと、日本のビジネスショウとかよりもっと派手な印象を受けました。
そのCeBit期間中に起きた印象的なことといえばやはり「火事」でしょうか。詳しい原因は知らないのですが、建物内の天井付近で火災が発生しまして、建物内では消防車も入ってこれませんから消防士さん達が梯子を持って登場し、写真のように消化活動にあたっていました。不幸だったのは火事の起きた場所の下にあったブース(実はNTTド○モだったりします)で、一時的に展示物を片付けざるをえず、安全が確認されるまで展示を中止していたという…
CeBit期間中は仕事のスケジュールがきつく悠長に食事を取れないような状況だったため、自然とファーストフードの類が増えました。どんな状態だったかというと…
朝はハンブルク駅構内のマクドをよく使ってました。日本と同じようにモーニングセットがありまして、私はもっぱら焼きマフィン2枚、スクランブルエッグ、ハッシュポテト、ドリンクのセットを食べてました。これで5マルク(350円ぐらい)だったかな。
お昼はメッセ内のレストランやフードスタンドでサンドイッチの類を適当に食べてました。その2でも書きましたが、とにかくパンが固くてアゴが疲れます。サンドイッチを食べる気分じゃない時は、セルフのレストランで大きなソーセージとスパゲティとポテトサラダを食べたりもしましたね。さすがに分量が多くておなかがきつかったです(笑)。ドイツ名物というとソーセージが浮かびますが、茹でた(あるいは焼いた)ソーセージというのはドイツでは立派な肉料理で、大きなソーセージと付け合せの組み合わせでランチメニューになっちゃうんですよね。メインディッシュがソーセージがチキンかフィッシュフライか、みたいなお店が結構ありました。
実は夕食が一番質素でして(というか疲れてて食欲がなかった…)、一日の仕事を終えてメッセを出るときに、フードスタンドで茹でたソーセージにパンがついている軽食(3.75マルクぐらい)を軽く食べておいて、ハンブルクについたら駅構内のフードコートへ行って、フルーツの盛り合わせ大盛り(5マルク)かヨーグルトの大盛り(やはり5マルク)を買い込んでホテルへ持ってかえって食べてました。ドイツのヨーグルトは日本で売っているものと比べて若干水気が少なくて、のどごしが粉っぽい感じがしますが、水気が少ないせいかおなかにたまって「食べた」という感じがしました。
それでもたまにはそれなりの食事がしたい時もありまして、一緒に仕事をしていた人達と食事に行ったりもしました。日本料理の店と中華の店に行った(^^;んですが、中華の方のお店はメニューがドイツ語、英語、中国語、日本語で書いてありましてオーダーするのに全然困りませんでしたね(笑)。どちらのお店も結構おいしかったです。値段は異国料理ということでそれなりでしたけど^^;。
しかし、こうやって振り返ると、ちゃんとしたドイツ料理って食べてないなぁ(笑)。ビールも飲まなかったし…(^^;
(その4へ続く)